ニュースリリース

ALSOKと第一交通産業が「地域の見守り」ボランティアに
福岡県北九州市で、専用タグとアプリを連携した位置情報の提供を開始
2016年
6月
22日

ALSOK(本社:東京都港区、社長:青山幸恭)は、地域が主体となって構築する「見守りネットワーク」を支援することを目的に、「みまもりタグ」とスマートフォン等との通信を利用した「位置情報提供システム」を2016年4月に開発しました。


このたび福岡県北九州市において、ALSOKと第一交通産業株式会社(本社:福岡県北九州市、社長:田中亮一郎、以下「第一交通産業」)は共同で地域のボランティアとして「位置情報提供システム」を利用した位置情報の提供を、2016年8月より開始します。


なお、両社間において締結する「高齢者・子どもの見守りに関する包括提携協定書」に基づき、「見守り事業」の業務拡大に取り組んでまいります。



1 背景

わが国は、世界でも類を見ない超高齢社会を迎え、様々な社会問題に直面しています。特に認知症患者の行方不明や事故の増加は深刻な問題の一つです。家族だけで高齢者を見守り続けるのは困難な場合もあります。

そこで、社会貢献活動の一環として、ALSOKは地域住民等の有志による高齢者見守りネットワークの構築を支援していくための「位置情報提供システム」の提供を、第一交通産業は同社グループのネットワーク網を利用した位置情報の提供を行います。なお、本取り組みは福岡県北九州市の賛同を得ています。


2 福岡県北九州市における取り組みの内容

ALSOKおよび第一交通産業は、それぞれの得意分野を活かし、地域で見守るための仕組みを提供します。

必要な費用は、ALSOKおよび第一交通産業が負担し、必要に応じて各種補助を活用します。


福岡県北九州市における取り組み

※ボランティア期間終了後も同システムを継続する場合は、月額料金200円(管理料)でご利用いただけます。なお、配布した「みまもりタグ」は譲渡します。



  • (1)ALSOKのノウハウを結集した「みまもりタグ」
  • ALSOKグループの介護事業を通じて、高齢者が携帯しやすくなるための意見を集約し、小型軽量で、1年以上電池が持つ設計にしました。また、警備事業で培った無線通信ノウハウを活かし、Bluetooth®無線技術の弱点である「雨天等の周辺環境による電波強度の減退」の影響を軽減する仕組みを搭載しています。

  • (2)第一交通産業のネットワークを活かした位置情報提供
  • 「位置情報提供システム」の課題として挙げられる、「みまもりタグアプリ」をインストールするボランティアをいかに増やせるかを解決するため、第一交通産業のタクシードライバー、グループ会社社員のネットワークを活かして、福岡県北九州市内での位置情報を提供します。

3 「位置情報提供システム」概要

本システムは、ALSOKが開発した「みまもりタグ」を携行した高齢者と、専用アプリ「みまもりタグアプリ」をインストールしたスマートフォンがすれ違った際に、スマートフォンの位置情報機能を活用し、自動的にサーバーに位置情報を蓄積します。

保護者は、自分が申し込んだ「みまもりタグ」の位置情報の履歴を確認することができるため、高齢者を捜索する際の一助にしたり、高齢者の近くに居る協力者に情報提供を呼びかけたりすることができます。


「位置情報提供システム」

Bluetooth®のワードマークおよびロゴは、Bluetooth SIG,Inc.の登録商標であり、ALSOKはライセンスに基づいて使用しています。その他の商標および商号は、それぞれの所有者に帰属します。


以 上

この件に関するお問い合わせは
ALSOK 広報部

mail : koho@alsok.co.jp

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